那須川天心がRIZINで1RKO勝ち。更に2日後の大晦日にも出場し、1本勝ち!!

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2016年12月29日に行われた、RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016の那須川天心VSニキータ・サプンの結果と感想についてです。

VSニキータ・サプン 12月29日

ゴングが鳴り、まずはスタンドの展開。

距離を取りつつ、サプンがミドルキックを放つと那須川が高速のローキックで応戦。

那須川はサプンの蹴り足を掴んで上からパウンドを狙う。

そして、那須川が上から抑え込む。

しかし、試合開始から1分45秒、一瞬のスキを付いてサプンが下からの腕十字を極めにいく。

完全に那須川の腕が伸びきって、レフェリーが試合を止める準備の体制に。

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それでもギブアップしない那須川は体を回転させながら力づくで腕を抜いて脱出。

腕十字が極まってからここまで約10秒ほど。

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なんとか脱出した那須川が立ち上がり、猪木アリ状態へ。

那須川がタイミングを見計らって高速のパウンドを叩きつけると、そのままバックを取りパウンド連打。

サプンは身動きが取れなくなり、そのままレフェリーが試合を止める。

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1R 2分47秒 那須川天心のTKO勝ち。

試合後のマイクパフォーマンスで大人たちを困らせる

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那須川「こんばんは。え~、キックボクサーが代表で、ちょっと疲れました。」

「このルールで初めて試合をして少し焦ってしまって、極められそうになったんですけど、まあでも、キックボクサーでもMMAのルールで勝てるってことが証明できたと思います。」

「まあ今、すぐ終わってしまったと思うんですけど、あの~31日。」

「もう1試合、どうですか!!!!????」

(観客が沸き上がる)

「皆さん、見たくないですか!?」

「高田さん、もう1試合組んでください!!31日、出来るんで!!」

「皆さん見たいですよね!?」

▼解説のKIDもこの表情

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▼セコンドの父親も唖然

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高田「分かりました。天心選手。お客さんの反応も今十分にみんな聞いてると思うんですけど…。」

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「天心選手ね、その心意気は確かに真っ直ぐ受け取りました。」

「ただ、1回ね、こっちに預からしてもらいたい。」

「違うの。これね、今のアームバー見ましたか?」

「今だからまだ痛みは出てないかもしれない。1回メディカルチェックさしてください。」

「これからまだまだ先のある、将来のあるファイターです。天心選手の心意気は真っ直ぐ貰いました。」

「腕をメディカルチェックさせてください、そこから即決します」

那須川「分かりました。」

「明後日、31日も応援よろしくお願いします!!」

※この後、メディカルチェックをクリアし、12月31日の試合出場が決定。

VSカウイカ・オリージョ 12月31日

右腕にテーピングを巻いている那須川。

29日の試合で食らった腕十字で靭帯が伸びていたが、ドクターストップまでは至らず。

ドクター曰く、トーナメントでダメージを受けて勝ち進む選手のような状態で試合続行は可能とのこと。

1R、那須川が左ロー、左ストレートと攻めていく。

スタンドで勝ち目が無いことが分かっているオリージョは組み付いてグラウンドに持ち込みたいようだが、逆に那須川が上になる。

パウンドを打ち込んでいく那須川に対して、オリージョは三角絞めを仕掛けるが、那須川は脱出。

スタンドの展開に戻り、那須川がバックキックやハイキックで攻める。

ラウンド終盤についにテイクダウンを奪われる那須川だが、そこで1R終了。

2R、開始早々にバックブローを放つオリージョに対し、那須川が左フックのカウンターをクリーンヒットさせる。

崩れ落ちたオリージョに、サッカーボールキック、膝蹴りと追撃を狙う那須川。

オリージョはタックルでテイクダウンを狙ってなんとか凌ごうとしますが、那須川がニンジャチョークを極める。

ここでレフェリーが試合をストップ。

オリージョは目を見開いたまま失神。

試合後のマイクでTARGET伊藤会長に耳打ちされ「RIZINでキックボクシングルールを組んでもらえないかと思っています。相手は誰でもやります。」

とコメント。

感想

天才那須川がMMAデビュー戦で圧巻のKO勝ち。

相手はよく分からない無名の外国人ということで噛ませ犬だったことは言うまでもないですが、デビュー戦で総合格闘技の練習もまだほとんどしてないのにも関わらず勝ちました。

試合内容に関しては、一度完全に極まっていた腕十字を外すというファインプレーを見せましたが、やはりまだまだ経験不足は否めないですね。

しかし、これって相当凄いことです。

そもそも那須川選手のホームグラウンドはキックボクシング(立ち技)なので、わざわざ総合で試合をする必要は無いのです。

というか、12月5日に1RKOしてるとは言え、試合したばかりですからね。

そして、試合後のマイクで2日後の試合出場を打診するというバイタリティー。

勝ったら言おうと最初から自分の中で決めていたんでしょうね。

そして、2試合目も圧勝と。

今度は絞め技で1本勝ち。それもニンジャチョークという初心者には難しい技です。

2試合目の後のマイクでは「武尊の名前を出してくれるんじゃないか」と期待してしまいましたねw

日本の今までの格闘家を全て含めてもナンバーワンの逸材でしょう。

2017年の格闘技界は間違いなく那須川天心を中心に盛り上がるはずです。

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